高橋工房 行灯

 

私たちが「浮世絵」と聞いて思い出す葛飾北斎の大波の絵、東洲斎写楽の役者絵…

それらの多くが木版画で制作されたもので、色鮮やかな多色摺りを特徴とする日本の印刷技術のルーツと言われています。その技術は「江戸木版画」と呼ばれ、400年以上にわたり、東京を中心に伝統的に継承されてきました。江戸当時と変わらぬ素材と技術・技法を用い、今もなお、職人たちの手によって江戸の人々に愛された浮世絵木版画を現代に蘇らせています。

高橋工房は代々続く江戸木版画の「摺師」の家系で、四代目からは「版元」の暖簾も兼ねました。160余年前の創業から今に至るまで変わることなく、伝統の木版画の制作を続けています。

 

 

浮世絵を現代でも身近に楽しめるよう、今までにない切り口でアレンジした商品です。浮世絵版画は輪郭線に色版を重ねることで完成する日本独自の多色摺り技術で、このプロセスに潜んでいるデザイン、一部の絵柄の要素だけを抜き出して、行灯の4面に象徴的に施しました。現代のライフスタイルにマッチするよう彩色を抑えた展開にし、江戸木版画を新しい視点で楽しんでいただけます。

日本に古来よりある照明は行灯と呼ばれ、電気のなかった昔には、中にロウソクを灯し、照明としていました。この商品のフレームはスチール製で、単3電池2個を使用します。