伊勢半本店 小町紅
伊勢半本店は、日本に残る最後の紅屋です。文政8年(1825)に日本橋で創業して以来、約200年に渡って秘伝の製法を守り継いでいます。
「小町紅」は、ベニバナの花びらにわずか1%含まれる赤色色素・紅のみで作られる、100%ナチュラル成分のマルチメイクアップ料です。職人が数十工程をかけてつくり出す「小町紅」は、良質の証とされる美しい玉虫色に輝きます。これを水で溶くと一瞬で赤く変化。「小町紅」は、淡く優しく、濃く力強く、それぞれの唇や肌の色を透かして自分らしい彩りに発色します。
東京・南青山にある紅ミュージアムでは、紅づくりや日本の化粧の歴史を、約450点の実物資料や動画で紹介するほか、紅のお化粧体験を無料で行っています。
小町紅は、紅花の花びらにわずかに含まれる赤色色素・紅だけで作られる日本の伝統的な口紅です。原料は山形県産の最上紅花。江戸時代から受け継がれてきた製法で丹精込めて仕上げた紅は玉虫色に輝き、水を含ませた筆で溶くと一瞬で鮮やかな赤へと変化します。
紅の色は、水の量や重ねる回数により、淡い色から濃い色まで調整することができます。薄く塗ると淡いピンク色に、たっぷり重ねると深紅になります。また、つける人ひとりひとりの唇の色が反映されて発色するので、ご自身だけの紅色を楽しむことができます。古より人生儀礼をはじめ節目の日に使われてきた紅は、ご自身へのご褒美に、大切な方へのプレゼントにおすすめの一品です。
伊勢半本店は、東京・南青山に店舗を構え、江戸時代の創業から約200年、変わらぬ製法で小町紅を作り続けています。