伊場仙

江戸団扇・扇子

 

当社は天正18年(1590年)に創業されました。当初は和紙や竹の材料などを販売しておりましたが、17世紀には団扇の製作をはじめました。一本の竹を割いて紙を貼る「江戸団扇」の独特な技法を開発し、広く江戸市中に販売を始めました。

 

 

団扇の表には当時の木版技術によって印刷が施され、同時にこれが浮世絵印刷と同じ技法であったため、浮世絵の出版も始めました。江戸後期には、初代歌川豊国、歌川国芳、歌川広重といった著名な浮世絵師を起用した団扇が人気を博しました。

 

幕末の頃には太めの骨で骨数が少なく折り幅が広いことが特徴である江戸扇子の販売も始めました。現在はWEBサイトの販売を含め、日本橋の本店、歌舞伎座、都内百貨店などでこれら商品を販売しております。

 

 

1590年創業。日本橋に店を構える扇子とうちわの老舗「伊場仙」
江戸っ子から愛され続けてきました。
江戸扇子の作り方はその全工程を1人で作業します。
その工程は88工程も。1ミリ単位の狂いも許されません。