MIZEN

 

「日本の技術を次世代のラグジュアリーへ」をコンセプトに、緻密な染や織(絣など)によって仕上げられた最高峰の着物素材と、ニッティングという現代技術を組み合わせることによって、日本だからこそ可能な洋服を受注生産で作成しています。

 

 

MIZEN青山本店ではニットの色の組み合わせを選択できるなど、お客様のお好みに合わせてカスタマイズも可能。羽田空港ではMIZENおすすめの色の組み合わせを主にご提案しています。

 

「職人がブランド」という考えにより、その生地を作る織元や生地名称をネームに入れ、洋服ごとに付け分けることでMIZENを通じて作品に携わった職人やその産地への関心を促すことで、地方の活性化に繋げることも活動の大きな目的の一つでもあります。

 

 

代表の寺西 俊輔は、京都大学建築学科卒業後、YOHJI YAMAMOTO 入社。生産管理・パタンナーを経て、イタリア・ミラノに渡る。

 

CAROL CHRISTIAN POELL チーフパタンナー、AGNONA クリエイティブディレクター STEFANO PILATI 専属3Dデザイナーとして経験を積んだ後、HERMÈS 入社、フランス・パリに移る。レディスプレタポルテの3Dデザイナーとして 働いた後、2018年末日本に帰国しARLNATA (アルルナータ)を立ち上げた。その後2022年4月にMIZENを設立。

 

デザイナーが頂点に立つヨーロッパを中心としたファッションとは異なる、高度な伝統技術を担う職人とその技術が主役でありブランドとなる日本発の次世代ラグジュアリーの価値観確立を目指し、2022年12月に東京南青山に本店をオープンしました。

 

MIZENの扱う伝統素材は日本全国に及び、現在北から南まで約12の職人とコラボレーションをしています。

 

「紬」と呼ばれる元来は庶民のものであった生地が、歴史と共に価値観も変化することで、現代では高級品として扱われるようになった素材を主に扱う点も、元来上流階級が嗜んできたものが大衆化したヨーロッパ型のラグジュアリーとは異なり差別化を図っている大きな点です。

 

一見「不良品」とされた物を視点の転換によって活用し、美術品の域にまで昇華させる庶民の知恵や技術が過去の日本各地には既に存在し、現代のSDGsに通じる理念を持ち合わせてきました。この日本の精神性が、これからの時代においては新たなラグジュアリー的価値観の一つになるのだと我々は信じ、その思考をさらに発展すべくものづくりに励んでいます。

 

 


 

2023年 FORBES JAPAN主催「CULTURE-PRENEURS 30 2023」受賞