SUZUSAN

 

デュッセルドルフ在住のクリエイティブディレクター村瀬 弘行のデザインをもとに、有松に集う若手と熟練職人が国内外のカシミヤやリネンなど選りすぐりの素材に絞りを施します。手作業による加工、染色を行うため、ひとつひとつ柄の表情が異なるのが特徴です。

 

 

株式会社スズサンの前身である「鈴三商店」は、明治より有松鳴海絞りの図案・型彫・絵刷りの工程を担ってきました。

 

 

以来5代にわたり受け継がれ、2008 年に自社ブランドをドイツで立ち上げ、現在はデザイン・製造から販売まで一貫して社内で手がけています。

 

 

価値ある手仕事を次世代につなげることを目的として、熟練の絞り職人と若手職人が有松地域で日々受け継がれてきた技術を通じ、ものづくりの継続と循環を生み出しています。

 

 

有松の歴史は江戸時代東海道沿いにできた有松村に8名の村人が移住をしてきたことから始まりました。当時尾張、三河地域で栽培の始まった木綿を使い絞り染めを施した手ぬぐいを作り販売したところ、東海道を行き交う旅人のお土産として広く知られるようになります。

 

それ以降、 代々親から子へと 400 年以上にわたり名古屋市有松に伝わってきた染色技法が「有松鳴海絞り」です。