裕人 礫翔
裕人 礫翔は、1962年京都西陣生まれの箔工芸士・箔アーティストです。 箔工芸士の父から家業を受け継ぎ40歳まで京西陣織の箔伝統工芸士として活躍し、その箔の技術を生かし建仁寺をはじめ、様々な神社仏閣の文化財の箔部分の復元も担当しています。
40歳より日本の伝統技術を世界に伝えたいという想いから、箔アーティストとしてNY、パリ、ロンドン、クウェート他、世界中で作品を発表しました。それとともに国内でも注目を浴び、企業やホテルのシンボルとして作品を発表し、映画・テレビ・雑誌などで作品が取り上げられるなど、現在、注目を浴びているアーティストです。
今回のチョコレートは世界初の京都の伝統技法をチョコレートに応用しアートに昇華した作品です。アート部分は食用の金沢の本金箔を「擦り箔技法」という伝統技法を応用し金箔を何層も重ねて貼り合わせ柄が浮き出るように擦り込み柄を浮かび上がらせました。外器の銀器は京都迎賓館をはじめ各地神社仏閣の修復を行う、錺屋八代目松田 潔祀が担当しています。
チョコレートは「チョコレートを通じて、様々な人の人生を豊かにする」ことを理念に国内外様々なブランドチョコを担当するショコラティエ野口 和男が担当し、輪の模様は羽田を中心に日本産の素晴らしいものが全国や世界に広がっていくイメージや和をもって尊しとするといった日本の美学や平和の和をイメージして輪の模様を描いております。
金箔のアートを目で見て、香りをかいで、作品を割ることで音を楽しんで、そして最後舌で楽しむという五感で楽しんでいただくアートになっています。 日本の各地の粋を集めた世界初のアートチョコレートです。
アート部分が生まれた京都「西陣」は平安時代から、着物や帯を作り出す職人が多く、高級絹織物の産地として有名です。裕人 礫翔の父、西川 治作は、この西陣で0.1ミクロンの厚さに伸ばした金箔を柿渋や和紙に貼り、細く線状に裁断したものを絹と合わせ帯の美しい模様を表現する箔工芸家でした。
また、ショコラティエ野口 和男氏の東京両国は日本で初めてチョコレートを作った発祥の地です。その地で、日本産の最高級のチョコレートをベースに小田原の桜、京都のきなこ、国産の炭を使って生産し日本全国の様々な味を感じることができます。
外器の銀器は京都で200年以上の歴史があり、京都迎賓館や国内の神社仏閣の修復を行っている8代目錺屋松田 潔祀が最高峰の技を使い、日本の黒檀となめらかに打った銀を組み合わせております。
2023年 京都 御寺泉涌寺にて個展「月光礼賛~月輪山に輝く月と宇宙の輝き~」開催
2023年 ARTart KYOTO@京都二条城にて作品発表
2023年 マカオMGMコタイシアターにて作品展示
2022年 National Gallery Singapore The Ngee Ann Kongsi Auditorium & Foyerにて作品展示
2022年 映画「HELL DOGS」作品出演
2022年 「月を見る 月から見る」@アートフェア東京 出展
2021年 映画「燃えよ剣」‘月の扇’‘月と風’美術提供
2021年 裕人礫翔展「月を見る」@ARTGLORIEUX GALLERY
2020年 裕人礫翔展 「青の世界」@GINZASIX ARTGLORIEUX GALLERY
2020年 月の記憶〜箔+アートの世界〜@The Okura Tokyo MAYU GALLERY
2019年 「無」 @ アートフェア東京 出展
2018年 映画「検察側の罪人」‘月光礼賛’‘〇△□あるがままに’美術提供
2017年 「○△□あるがままに」 @ アートフェア東京 出展
2016年 GIVENCHYと「Le Rouge Kyoto Edition」制作
2015年 中東・クウェートにて個展「Golden Renaissance」
2011年 NYバーグドルフグッドマンにて「GOLD LEAF KYOTO COLLECTION」
2010年 上海万博 出展
2009年 Chado Ralph Rucci New York Collection Spring
2008年 イタリア・ミラノサローネ出展
2006年 Art Expo New York出展
2006年 俵屋宗達作 国宝「風神雷神図屏風」高精細複製を製作し、 建仁寺に奉納
2006年 Art Expo New York
2004年 パリ市長に箔テキスタイル「月光」贈呈
2004年 ギリシア・ローマ美術館 宇宙の織物 コズミック・ウェブ