龍工房
1400年以上つづく江戸の伝統工芸である組紐は、製作に組台と呼ばれる専用の台を用いて数百本の繊維を組み込んでいく工芸品です。約250種類の組柄があり、日本人の優美な色彩感覚を表現し、伸縮性と堅牢性を合わせもち、実用性に優れています。
創業136年の組紐工房で、東京・日本橋にて現代の名工/福田 隆のもと、約50人で創作活動を行っている職人集団です。普段は和装に使用する帯締め・羽織紐を制作しており、その作品は皇室をはじめ、歌舞伎界や落語界・様々な和文化界隈にファンを多く擁しています。
近年ではブレスレットやステーショナリーなどの開発や、世界大会のメダルテープ・フランス老舗メゾンの店舗ディスプレイの制作など、その活動は多岐に渡っています。
東京・日本橋で古くからから伝わる「江戸の粋」をテーマに、作品それぞれに江戸の色彩感覚や使いやすさを追求した形状を表現し、流行の最先端である東京で時代に合わせて進化したモノづくりを行っています。スーパー繊維と呼ばれる新素材など、「組む」という技術を活用した組紐の新たな可能性を追求し続けています。
福田 隆
現代の名工 / 黄綬褒章 / 東京都伝統工芸士 / 中央区功労者賞
福田 隆太
最年少伝統工芸士(千葉県) / 日本伝統工芸再生コンテスト優秀賞