浅井 康宏
1983年 鳥取県に生まれる
2004年 国立高岡短期大学 産業造形学科 漆工芸コース卒業
2007年 独立
2012年 第59回日本伝統工芸展「日本工芸会新人賞」受賞
2015年 第32回日本伝統漆芸展「文化庁長官賞」受賞
2021年 第50回日本伝統工芸近畿展「京都新聞賞」受賞
2023年 「蒔絵螺鈿香炉~西香~」が伊ワイナリーMASIのラベルデザインに採用
果てしなく続く漆黒の闇のなかから降り注ぐかのような星々の煌めき。
その星々の一つ一つは、豊かな色彩を湛え、絶えることのない煌めきを放っている。
吸い込まれそうな漆黒の宇宙から届けられる光は、研ぎ澄まされた浅井の技が放つ表現である。
浅井は、漆の美を世界に、未来に届けるために自身が存在するという。しかし、自己を消し去るかに思える行為の中にも確かなものが滲み出している。
漆芸とは、漆の木から出る樹液を表面に塗ったり模様を描いて作品を作る技術のことをいう。螺鈿(らでん)とは、貝片を器物等の木地や漆面に装着して施す装飾法をいう。使用される貝には、ヤコウガイ、シロチョウガイ、クロチョウガイ、アワビなどがある。
2012年 第59回日本伝統工芸展「日本工芸会新人賞」受賞
2015年 第32回日本伝統漆芸展「文化庁長官賞」受賞
2021年 第50回日本伝統工芸近畿展「京都新聞賞」受賞
漆工史学会会員
日本文化財漆協会会員
日本工芸会正会員