中村 弘峰

 

中村人形 四代目

1986年 福岡県福岡市に生まれる

2009年 東京芸術大学美術学部彫刻科 卒業

2011年 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了 人形師で父の中村 信喬に師事

福岡県太宰府天満宮干支置物制作

博多祇園山笠土居流 舁山制作

受賞歴多数 

百貨店、ギャラリーでの個展開催多数

 

 

「江戸時代の人形師が現代にタイムスリップしたら」という発想から、子供の健やかな成長を祈願する五月人形とラガーマン、野球選手などの現代のアスリートを掛け合わせた「アスリートシリーズ」、雅な文様をあしらった「動物シリーズ」など、これまでになかった斬新な作品でありながら古来人々が人形に願いを込めてきたように、今も変わらない「祈り」を託している。

 

 

 

博多人形

1600年黒田長政が筑前に入国した時代に集められた職人によって現在の下地がつくられ、江戸時代後半には名工たちの登場により、全国的に有名になりました。明治時代からは海外の需要も高まり、現在も多くの作家が人形を製作し続けています。

 

中村人形

「人はなぜ人形を作るのでしょうか?」

中村人形は1917年創業以来、ずっとこの問いの答えを探し求めてきました。そしてようやく「人形は人の祈りを形にしたもの」と言えるまで思考と作品作りを重ねてきました。しかし、それはこの問いの答えではありません。人の祈りがある限り、私たちは人形を作り続けます。いつか問いの答えに辿り着くその日まで。

 


 

2006年 第1回藝大アートプラザ大賞 大賞受賞

2007年 第2回藝大アートプラザ大賞 準大賞受賞

2008年 第3回藝大アートプラザ大賞 大賞受賞

2009年 日本芸術センター第1回彫刻コンクール 審査員賞受賞

     三菱地所賞受賞(東京芸術大学卒業制作)

2013年 日本伝統工芸展 初入選 新人賞受賞

2014年 西部伝統工芸展 初入選 日本工芸会賞受賞

2015年 西部伝統工芸展 福岡市長賞受賞

2016年 金沢・世界トリエンナーレ コンペティション部門 優秀賞受賞

2017年 伝統工芸創作人形展in金沢 中村記念美術館賞受賞

2019年 西部伝統工芸展 日本工芸会賞受賞

2020年 九州芸文館トリエンナーレ 大賞受賞

2021年 西部伝統工芸展 日本工芸会賞受賞

2023年 福岡県文化省奨励部門受賞