津軽びいどろ

 

日本ならではの美しい色合いで日本の四季の魅力を彩っています。「津軽びいどろ」の最大の特徴は色彩豊かな色合いです。厳しくも魅力的な日本や青森の自然をテーマに、海や山などの美しい風景に触れながら一つひとつ色を決めていきました。

 

その色はいつしか青森だけでなく日本の四季の移ろいを表現できるほど豊富になり、現在では100色以上もの色ガラスを取り扱っています。

 

青森県で「津軽びいどろ」を生産する北洋硝子の始まりは1949年、漁業用の浮玉製造からでした。当時は他にも浮玉を製造する工場がありましたが、北洋硝子の吹き上げる浮玉は他に比べ丈夫である、という確かな品質の評価を得て、1973年には国内トップの生産高となりました。

 

その後長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用い、青森の自然をイメージさせるハンドメイドガラスの創作に取り組み、1977年「津軽びいどろ」が誕生しました。

 

三方を海に囲まれた青森県は、四季折々に美しい姿を見せる雄大な自然と豊かな風土に恵まれています。世界遺産である白神山地のほか、八甲田山、十和田湖、奥入瀬渓流など変化に富んだ自然に囲まれています、また良質の温泉も数多く、名湯、秘湯がたくさんあります。

 

春の弘前城の桜祭り、夏のねぶた祭りを始めとする伝統的な祭リや郷土芸能が今なお受け継がれ、日本一の収穫量を誇るりんごやにんにく、全国でも有名なマグロやひらめなどの山の幸、海の幸を活かした郷土料理や温泉も豊富です。