ストーリオ
端から端まで繊維のとおった無垢の一枚板を曲げ、形状を保持するストーリオ独自の技術で、木製品にこれまでにない機能と美しさが備わりました。
- バネ性による開閉機構
- ムダな厚みがなくスッキリした外観
- 薄く強くしなやか、コンパクトで軽量
- 立体的で存在感のあるフォルム
無垢材製品は小型化、モダン化を遂げ、クラフトからプロダクトへと進化。そこに、自然の風合いを損なわない染めによるカラーバリエーションも加わり外出先に気軽に携帯できるもの、ファッションやライフスタイルのアクセントとなるものにまでその用途を広げています。
2004年新潟県小千谷市に設立。ユーザーのオーダーメイドに応える木材加工サービス事業にて、様々な加工を請け負ってきました。請負から自社製品事業へ展開を検討するなか、機能的でモダンなデザインを実現するために無垢材の小径曲げ技術の開発に着手。2016年、専用加工機を完成させ、オリジナルブランド 「STORIO」 をスタート。企画から製品化、販売までを行なっています。
2019年からは魚沼大白川の森をホームフォレストと定め、この地域から調達するブナ、カエデなどの木材で製品づくりを行っています。製品の企画から製品化まで自社(新潟県小千谷市)で行っています。製品に最適な材料を探すなかで、近隣の里山で豪雪に鍛えられた美しく強いカエデ材の存在を知り、山師に随行して選木から立ち会い材料を調達しています。
ブナ材は、新潟大学紙谷名誉教授が制度設計し、地元の生産森林組合と企業により製材される「スノービーチ」を用いています。百年単位の森の循環と、生物多様性の回復を目的としたプロジェクトです。一度は使われなくなった薪炭林の木材を新しい技術で製品化し現代生活に普及させる。古の「自然と人が共生する里山の循環」を再生し、持続の動力となるモノづくりに取り組んでいます。
2017年
・JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2017 林野庁長官賞(優秀賞)
2019年
・ドイツアンビエンテにて"Ambiente Trends 2019"に選出
・JIDAデザインミュージアム vol.21に選定
・ニイガタIDSデザインコンペティション"IDS大賞"を受賞
・東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019 第5回LIFExDESIGNにおいて第4回LIFExDESIGNアワード「ベスト匠の技賞」受賞
2021年
・JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2021 ハートフルデザイン部門木製品分野 奨励賞(審査委員長賞)受賞