淡路谷工匠
エイ革は千年ほど昔から日本刀や武具に使用され、縁起物と言われます。天然皮革の中では最も丈夫と言われる日本の伝統皮革です。淡路谷 佳幸が一貫して作り上げる財布は100工程以上、特質した5つの技術を持ちます。
① 厳選した上質の革を使用
数あるエイ革の中から一枚一枚柔らかさや粒感を確認し厳選しています。
② 光沢と滑らかさを出す丹念な手磨き
独自の丁寧な手研磨を何度も繰り返し、他には無い艶やかで美しい極上の光沢に仕上げます。
③ 時間を掛けた丁寧な貼り合わせ
接着箇所や素材によって貼り合わせ方を変えることで強度が増します。
④ 美しく丈夫な手縫製(特許技術)
淡路谷 佳幸が生み出した独自の縫製で、丈夫で美しく真っ直ぐに作りあげました。この縫製は非常に強い力が必要な為、指や手首の力は通常の職人の腕とは異なり特殊な筋肉がつきます。
⑤ 何層にも重ねた強いコバ(フチ部分)
エイ革の裁断面は硬く鋭い為、コバ研磨は重要です。「コバ液を塗る→乾燥→手研磨」
株式会社淡路谷工匠は、2010年淡路谷 佳幸がエイ革専門ブランド「ルナロッサ・ヨッピー」を創業したのが始まりです。創業者であり職人の淡路谷 佳幸は1989年大阪市生まれ。剣道5段。幼少の頃より工作や色彩を合わせることが大好きで、8歳から師匠に本格的にものづくりを学びました。18歳で革細工を独学で習得。19歳、創作活動中に剣道の防具からエイ革の魅力に惹かれ、独自の研究と技術開発を行っています。
2010年に21歳で 『Lunarossa Y’ ppi』ルナロッサ・ヨッピーを創業。 2022年(株)淡路谷工匠を設立。2023年、エイ革の縫製特許を取得。現在は夫婦で百貨店を中心に活躍中。