賞美堂本店

 

400年の時を超えて伝承されてきた有田焼の技巧、美しさへの探求心、有田焼の「今」を心ゆくまま表現した磁器製フィギュア「momoco bear」。

 

 

<吉祥古伊万里>

古来より伝わる吉祥文様を上絵転写ならではの精緻な表現力を使って制作。伝統的な配色を継承しつつ、モダンな生活空間にも調和するようアレンジしました。

 

<金襴手ドット>

金箔を用いた大胆な表現が魅力の小野鉄兵氏。上絵付にて下地となる色を絵付けした後、漆で文様を描き、その上に金箔を張り付け、焼成することで表現された作品です。

 

<輪つなぎ>

伝統文様にインスパイアされたモダンな絵付が魅力の中島 瞳氏による作品です。ぬいぐるみを模した金彩のステッチ、文様の中に隠れたクマ、「momoco」にちなんだ尻尾の「桃」など、遊び心があふれています。

 

賞美堂本店は、1948年の創業以来「時代をこえて美しく」をモットーに、「有田焼」の伝統美と技を後世へ伝えるものづくりに取り組んでまいりました。「有田焼」の産地である佐賀県有田町に根差し、多くの窯元・作家とのパートナーシップにより、食器ブランド「其泉(きせん)」、磁器製フィギュアブランド「momoco」をプロデュースしています。

 

 

賞美堂本店の二代目 蒲地 昭三(しょうざぶ)は、1970年代、当時国交のなかった東ドイツをはじめ欧州各地をまわり、100点以上の江戸期・明治期の有田焼を里帰りさせました。その伝統美は時代も国もこえて愛されると確信し「有田焼の伝統美を現代の暮らしに」という思いで、食器ブランド「其泉」を発展させました。その志を受け継ぎ、有田焼の多彩な技巧をより多様なライフスタイルの方にお楽しみいただきたく、フィギュアブランド「momoco」は誕生しました。

 

 

日本で初めてつくられた磁器「有田焼」は、400年以上の歴史を持つ日本の工芸品です。九州 佐賀県の西部にある有田町は、山に囲まれた自然豊かな町。1616年に磁器の原料となる陶石が発見されると、有田町は磁器の一大産地となりました。

 

真っ白な磁肌を背景に、染付、色絵、金彩などの多様で豊かな装飾技巧を実現した有田焼は、公家や将軍家への献上品や、ヨーロッパの王侯貴族向けの輸出品として国内外で広く親しまれました。

 

 

江戸時代に確立した優れたデザイン様式や伝統の技は、継承と革新をくり返し、今もなお、有田の炎は絶やすことなく受け継がれています。