麻世妙 風呂敷

 

日本で最古の麻の使用例は、縄文時代早期(1万2000年前)の鳥浜貝塚遺跡(福井県三方町)で出土した大麻製の縄から始まりました。

また日本の伝統的な和紙は、大麻から作られており、また、伝統的なランプや料理油も大麻の種から作られています。昔の多くの服も、大麻から作られていました。

麻の使用方法として初めは繊維の材料として使うことが目的だったと思われています。大麻は罪穢れを祓う聖なる植物として、お札や御幣、神社の鈴縄、注連縄(しめなわ)、巫女の髪紐、狩衣、お盆の迎え火など、神事と関連してあらゆる場面で利用されてきました。伊勢神宮の神札も神宮大麻と呼ぶ由来となった植物であり、神道とも深い歴史的な関わりを持っています。

 

⽇本の⾵習として、⾚い⽷を⽣地や⾐服のどこかの場所に縫い込んでおくことが魔除けとされていたことから風呂敷に縫い込んでおります。

昔は、⿇⾃体、魔除けの象徴として家紋などに使⽤されていました。

⼤⿇布が持つ布の特性として天然の抗菌性(精神的+物理的な魔除け)という意味があります。「包む」ことの大切さ、「魔除け」などの風習からこの風呂敷を待つことに大切な意味があります。小の大きさはポケットチーフとしても使用できます。中の大きさは、ハンカチとしてまたは風呂敷としてご利用できます。大きなサイズは「包む」風呂敷としてご利用くださいませ。