安洞 雅彦 

 

1973年 祖父の代より続く古美術商の家に生まれる

2002年 独学で焼物を始める

2004年 瀬戸市陣屋に工房を移す

2007年 多治見市廿原町に工房を移す

2009年 薪窯をつくる

全国の百貨店、ギャラリーで個展を中心に活動

 

豆向付(まめむこうづけ)とは、懐石料理で使用する向付(碗と汁物の向こうに付ける)を手のひらサイズに小さくしたもので、安洞雅彦が名付けた造語です。

 

美術館、博物館、発掘品などの織部焼の向付をリサイズすることをコンセプトとしており、現在600種類を超えて制作。ミシュラン星付きのお店、星のやなどでも使用される。 

 

 

美濃の焼き物は1300年の歴史があり、良質な土に恵まれたおかげで焼き物が盛んに制作されてきた。特に桃山時代には戦国大名の古田織部が指導したと言われる織部焼は、南蛮貿易が盛んな時代背景に西洋の影響を受け、同時に日本古来の文化を合わせた日本で初めての和洋折衷の焼き物である。