第一ニットマーケティング
綿の最高峰アメリカンシーアイランドコットンを使い、軽やかでしっかりと目の詰まった編地を作り出す希少なマシーンでライトウェイトに仕上げたterroir(テルワール)シリーズ。奇跡の綿花と言われるこのコットンは、繊維長が長くソフトな風合いと優しい光沢が特徴で、その収穫量は全世界の綿花の僅か0.015%。この最高品質の糸を更に特注でハイツイスト(強撚)にすることで、春夏でも心地よく着られるドライタッチのサマーニットへとアレンジしました。
長い歴史の中で一度は消えかけ、新たな技術と情熱で蘇ったアメリカンシーアイランドコットン。その素材の優美さ、そして心地良さをご堪能ください。ハイツイスト特有のドライで落ち感のある風合いを長く楽しんで頂けるよう、余計なデザインをなくし極めてシンプルに仕立てました。
戦後間もない昭和26年(1951年)に織物製造会社 近藤織物(株)として創業、戦後の高度成長期の波に乗り繊維会社として成長しました。その後需要の増加していたニットの製造を開始、メンズなどの商品を中心に事業が拡大していきます。昭和45年(1969年)にグループ再編に伴い、ニット部門のみを残して第一ニット(株)に改称、更に昭和62年(1987年)グループ中核会社として第一ニットマーケティング(株)を設立しました。
世界的にも珍しいFF30G(エフエフ30Gゲージ)を始めとする、ハイゲージニットに特化した製造技術は国内では類を見ず、原料調達以降、編立~製品出荷までの全工程を自社工場で一貫生産しており、最新の機械と職人の手業から生み出される丁寧で美しい物づくりは国内外のラグジュアリーブランドから支持されています。
令和2年(2020年)7月ファッションディレクターの干場義雅氏を向かえ素材美を追求した大人のニットウエアブランド「トレンタセッタンタ」を発表。ブランドコンセプトは「究極の普通」。
見附市は新潟県の中央部に位置する人口3万8千人の小さな町です。冬には1m以上の積雪があり道路には雪を溶かすための“消雪パイプ”や人が通行する“雁木”通りなどの文化が残る自然豊かな静かな街です。
江戸時代後期から(天保)農閑期の仕事として機織りが普及してきました、その後明治時代に入り織機の機械化が進み綿織物の一大産地として発展しました。戦後、東京でメリヤスの技術を取得した者が見附に戻りメリヤスの技術を広め、高度成長の波と繊維関連業種の集積が進んだことにより大きな産地へと発展してきました。現在でも紳士ニットの生産高では国内で1番の産地です。
2013年ジャパンベストニットセレクション 技術賞受賞
2015年ジャパンベストニットセレクション 準グランプリ受賞
J∞QUALITY認定工場