バギーポート

 

藍染の美しさは、色の深み・透明感・自然なムラ感、そして何よりも、その美しい色にあります。この藍染レザーはその美しさを革において表現したものです。藍染めが持つ特徴を活かすため、一日一回、一枚一枚手作業で染色・乾燥を繰り返し、染色の回数によって色の濃淡を出しています(淡色8回・濃色20)

 

 

この商品の革はその藍染レザーにペイズリー柄を型押しし、柄の部分を手作業で削っています。そうすることで、淡いブルーが浮き出て透き通るような柄の表情が現れています。また、藍染めの宿命であった色落ちは可能な限り抑えてあり、藍色の特徴だけではなく革自体が持つ魅力と品質とを自信を持ってお届けします。

 

 

BAGGY PORTは、1991年に港町・神戸で創業。「カバンは道具入れ」をコンセプトに「丈夫でシンプル、間口は広く」を念頭に置いたモノ作りをはじめました。カバンはもちろんのこと財布に関しても、国内外問わず厳選した素材を探求し、使い勝手の良いデザインと、高い縫製技術を用いた生産を行っています。

 

 

お客様に末永く使ってもらいたい思いで、使い込むごとに経年変化していく革・帆布を中心に使用しています。より愛着のある表情へと育っていく商品たちは、デザイナーと縫製職人がとことんまでぶつかり合って納得のいく形を日々追求しています。

 

 

兵庫県姫路市は革を作るための様々な好条件が揃っていたことにより、革の産地として発展していきました。皮鞣しをするのにふさわしい市川という穏やかな流水と、広い河原があったことや、西日本では多くの牛が飼育されており、牛皮の入手が容易であったこと。また、瀬戸内海は温暖で雨も少ない土地のため、天日に干す革晒しに好都合であり、皮の処理に必要な塩の入手が容易であったことなどです。

 

 

そんな姫路市にあるタンナーで藍染レザーは作られており、なめしから染色、仕上げ加工までのすべての工程を一貫生産しているため、品質に妥協が生まれません。工程の手間を惜しみなく与える一方で、人と環境に優しい鞣し剤・仕上げ剤・製法を使っています。