AOLA
藍の精製方法を独自に開発。染めるだけでなく、塗る・吹き付ける等の今までにない加工方法が可能となり、用途範囲を拡大。結果、伝統的な趣を残しつつ、斬新な風合いの製品デザインが誕生しました。この技術の応用により生活雑貨やインテリア、建築建材等を作り出しています。
阿波藍の起源は平安時代にまで遡り、最古の資料では『見性寺記録』という書物に1247年に藍で衣を染めたという文献が残り、その後1445年の『兵庫北関入船納帳』に大量の葉藍が阿波から兵庫の港に荷揚げされた記録が残っています。
藍は天然の物に由来するものから多くの製品が作られた時代の代表的な色素資源で、抗菌作用や・抗酸化作用を持ち、その時代にはその特性から、武具(=刀の柄を包む布)や、甲冑の下地として重用されました。この日本を代表する藍色素を染として繊維に活用するだけではなく、近代的な技術も応用し、その用途範囲を拡げることを目的に誕生致しました。木だけでなく陶器や金属にまで応用範囲を拡げようとしています。
・木原料 海外を意識し国産材を中心にそれぞれの樹種に合わせ生産地を選択
(例:建築材としての利用目的ではスギなどの針葉樹が主流で徳島県産材を多用 家具用材ではタモやナラ等の広葉樹が主流で広葉樹産地の寒冷地材を中心に使用 生活雑貨などの小物材ではデザイン・加工性を優先、器などの食器類では藍を引き立たすために白木・木目を選び桧や栃など産地だけでなく木の持つ木目で選択しています。)
・藍原料 木と同じように川上まで拘り、また、精製方法が異なるために自社管理生産をおこなう。徳島が歴史的な国内最大生産地であった理由の一つに豊富な水資源があり、清流を使う事でその美しい色素を生み出しています。
ものづくり大賞 四国経済産業局長賞
クールジャパン選出
建材として建築基準法で必要とされる不燃・準不燃の資格取得
食品と接触する製品として安全性を証明する、食品接触製品試験では世界で最も厳しいと言われる欧州規格のイタリアの試験・イギリスの試験に合格。米企画ではアメリカの試験に合格しています。