ReFa

 

ReFa BRISTLEOAK

 

削り出すことで生まれる丸みと、心地いい手ざわり。ころんと丸いハンドルが木の手触りの温かさを引き立てる上質な木のハンドルを仕上げるには、高度な生産設備と、経験を積んだ職人の手仕事が欠かせません。今回ハンドルを手掛けたカリモクはそれを「ハイテク&ハイタッチ」とよび、機械が得意とすることと、手仕事でなければできないことを組み合わせています。

 

手触りや握ったときの感覚は人の手で確認し仕上げることで、木の手触りの温かさを引き立てます。木にムダがないように、余すことなく使う張り合わせの技術。一つ一つに現れる木目のオリジナリティーをムダにしないために培われてきた、張り合わせの技術で作り出す木のハンドル。

 

ナラや樫などのオーク材は耐久性・耐水性に優れた性能を持ち、外観も美しい木材です。ひとつひとつ違う継ぎ目や天然木ならではの木目や色むらは、貴重な味わいとして楽しめます。

 

木のハンドルを引き立て、猪毛を守る真鍮の置き台。古くから伝わる、鋳物の技術。砂型ならではの独特な質感と輝きは鋳物を作る「鋳造」は金属加工法のひとつで、原材料を融点より高い温度で熱して液体にした後に型に流し込み、冷やして目的の形状に固めるというものです。砂型の砂の粒のサイズにより、表面の独特な質感を生みます。

 

ブラシの置き台を手掛けた能作オリジナル配合の真鍮は、銅6割、亜鉛4割の配合率で黄金色が美しく輝き、また、使うごとに色が変化。アンティークな風合いに変わっていき、愛着が増します。コンパクトに配置された、キューティクルを磨く本格猪毛は摩擦が起きにくく、使えば使うほどツヤ髪に。直径5cmの円にギュッと猪毛を植毛。

 

ブラシには見えないそのフォルムに本格的な硬質猪毛を施すことで、髪の仕上がりにもこだわりました。またナイロン等のピンとは異なり、猪毛には油分、水分が含まれているため、梳かしたときに髪との摩擦が起きにくいことも特徴です。 

 

ReFa HEART KYOTO

 

「人肌のような塗料」漆はウルシの木から採取された自然由来の塗料です。その漆を何度も塗り重ねて作られる漆器はふっくらとぬくもりがあり、人の肌の感触と非常に近いと言われています。

 

漆器づくりの重要工程「乾燥」。その質感の秘密は、漆器づくりにおいて最も重要な工程「乾燥」にあります。漆器は漆を一層塗るごとに高湿の場所で乾燥。漆は水分を取り込むことで、乾燥(硬化)が進みます。漆内の水分量が増えるごとに、漆の透明感が増し、艶が育まれていきます。

 

茶の湯文化と結びついたわび・さびが感じられる味わい深いデザイン。漆は使い込むほどに手との摩擦で表面が磨かれ、色が鮮明になります。さらに空気中の水分を取り込み続け硬化が進むことで、透明感が増し、さらに艶が美しくなっていきます。

 

ReFa HEART TOYAMA 

 

光が当たる角度で色が変わる 繊細な螺鈿技術「青貝塗」を施したハンドル。

 

青貝塗り。高岡螺鈿は「青貝塗り」とも呼ばれ、黒の深みある光沢の中に、鮮やかな虹色を放つ青貝を使って様々な図案を表現する技法です。薄く切り出した青貝は黒地を透かし、構造色と 呼ばれる光の干渉によって生まれる色のグラデーションをより際立たせます。

 

繊細な技術が引き出す美しさ。今回は青貝の中でも、輝きが美しい国産天然アワビ貝を使用。黒地を透かす 0.1mm以下の厚さにまで薄く削り、花びらの形に切り出します。今回はさらに花びらひとつひとつの裏側に黒い塗料を施すことで、青貝の輝きを最大限にまで引き出しています。ハートが連なって咲く花 桜文様が可憐なデザイン。

 

ReFa HEART BRUSHのハートの形を花びらに見立て、桜の花とその花びらが舞う様子を螺鈿で表現しています。花びらの曲線技術は高岡の螺鈿師から生まれたものです。もともと直線表現しかなかった薄貝の螺鈿。高岡の螺鈿師の手によって繊細に切り出す絵画のような螺鈿技術が可能になりました。