百瀨 聡文

木には精霊が宿ると古くから言い伝えられている。

木を植える、育てる、切る、使うという持続可能な暮らしを続けてきた人間に幸せという恵みを与え続ける木々。

その木材を木工ろくろや木工旋盤を用いた挽物技術で普段使いできる暮らしに寄り添う木製品になっております。

 

 

ひとつひとつ、素材の個性と向き合うよう丁寧に挽いています。

それぞれの木の、あるがままの表情をお楽しみいただきたいと思います。

日々使いながら、経年変化によって製品が育っていく様子をどうぞお楽しみください。

 

 

丸いものならなんでも削る。

木工ろくろ、旋盤を使い、木の皿など丸いものなら何でも製作してしまう。

伝統工芸士に師事を受けた百瀨聡文が2011年に「挽物を通じて幸せと感動を共に創り出す」を志しに創業。今までにない業種との掛け合わせや違った素材との融合など可能性を広げている。

 

 

2013年には異業種との掛け合わせた商品をご紹介する為にmoyocami galleryをオープン。多くの人に喜んでいただけるように日々挑戦し続けている。

 

 

静岡挽物の歴史は古く、銘木商の酒井米吉氏が元治元年(1864年)に挽物業を開業したのが最初と言われています。静岡挽物の特徴は、機械化が進んだことで小物類や階段の手すりなどを量産できるようになったことです。昭和25年頃から米国向けの輸出用挽物の生産が始まると職人が増加していきます。

 

 

現在では、少量生産による多種多様な製作をしています。その中で百瀨聡文は、手仕事を大事にしていき今まで挑戦しなかった分野との掛け合わせをしています。

工房は静岡の山のふもとにあるお茶工場を改装したところで今日もまた新しいものが生まれています。

 

 


 

2016年 LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 静岡県代表

2019年 フォーリサローネ(イタリア)出展

2019年 京都平安神宮額殿 LEXUS CREATORS Connection 出展

2023年 日本和文化グランプリ Excellent Award受賞

2024年 iF DESIGN AWARD 2024 受賞