ストーリオ

 

江戸時代に発祥し今日まで大切に育まれてきた錦鯉、その洗練された美しさは日本の美の象徴とされ、国魚に認定されています。また争わない穏やかな性格から、平和の象徴ともされています。

錦鯉の金漆器は、鯉のモチーフ、金のあしらいなど共通の特徴を備えつつ、器ごとに職人の自由な表現を重視した制作となっています。実用性もさることながら、ひとつひとつが観賞の醍醐味を感じさせる貴重な器です。

錦鯉が悠然と野池に遊ぶ様を、日本の伝統と革新の技法を用いて映し出した錦鯉の金漆器は、平和のメッセージと共に長寿や立身出世の縁起も兼ね備え、お土産に、贈り物に最適です。 

 

 

錦鯉の聖地、小千谷市に拠を構える木工メーカー「ストーリオ」は、誉れ高き地元産の錦鯉を日本の国魚として広く発信すべく、その美しく穏やかな世界観を的確に表現できるメディアを模索しています。この度、金加飾の技に奥行きや透明感を併せ持つ塗師屋一松の伝統の塗りの技術に辿り着き、「錦鯉の金漆器」をプロデュースしました。元来ふるさとの里山の木を活かすことで人と自然が永続的に共存するものづくりを生業としており、金漆器の木地にも国産のケヤキ材を使用し器の内底は敢えて木の質感を残す仕上げとしています。また生産技術の開発にも長けており、近年の地震と豪雨災害で大きな被害を受けた一松の塗師風呂(漆を硬化させる装置)の改良にも寄与。伝統の技を最新の技術でサポートしています。

 

ストーリオ()の所在地、小千谷市は新潟県の山間部に位置する雪国で、冬には美しい雪景色が広がります。その清廉な田地は錦鯉の発祥地としても知られ、世界中~愛好者が訪れます。

 

 

塗師屋一松の所在地、石川県輪島市は日本最高の漆器産地です。100を超える伝統的な工程で作られる輪島塗は、「堅牢優美」と称され国内外から高い評価を受けています。分業が一般的な輪島塗において、塗師屋一松はひとつの工房で全ての塗りを賄う特異な工房。割烹や旅館等プロユースへの特化により堅牢性と金加飾の技術が高度に融合。その職人技は欧州の顧客から、「マエストロ」と呼ばれる評価を得ています。