伊達政宗 兜

 

京都の煌びやかな桃山文化と、西洋の斬新な南蛮文化に影響を受け、戦国時代随一の洗練された美意識を誇っていた初代仙台藩主【伊達政宗】。

 

日本の戦国武将の中でも人気の高い【伊達政宗】の兜を、熟練の職人技術を駆使してシルバー925製の置物として再現しました。この兜の美しさの象徴である三日月の前立は、繊細な手作業でひとつずつ丁寧に切り出されます。六十二間の筋兜もその数を忠実に再現し、無骨な質感や重なるパーツの立体感や、シルエットの美しさにも職人の拘りが反映されています。

 

黄金の三日月が象徴的な漆黒の兜は困難に立ち向かおうとする心を奮い立たせ、闇夜に輝く月明かりのごとく、進むべき道を照らします。 

 

 

【3世代100年資産】を掲げ、ジュエリーや宝石が、親から子へ、そして孫にまで世代を超えて受け継がれていくことを目指して、ジュエリーの【世界3大加工産地】である山梨県甲府市において2011年8月に創業しました。創業者の渡辺堅は2011年3月の東日本大震災を契機にこれまでの人生を見つめ直し【人間はいつ最期を迎えるか分からない】と考え、信頼出来る職人を少数精鋭で集めて7名で起業しました。

 

社名のB.L.S.は、Bonds Linking for Success(成功に向けて絆を結ぶ)から頭文字を取って名付けられました。これは渡辺自信の信念でもあり、企業経営の礎となっています。企業理念は、古くから伝わる伝統技術を未来に継承していき、100年200年先まで甲府の宝飾産業が続いていくことを挙げています。そのために現役職人の保護を行いながら未来の職人を育てるために、職人たちが適正工賃でその技術を駆使できる自社ブランドを開発しました。

 

  

山梨の宝飾産業は金峰山一体が中心となる地域から産出される、水晶をきっかけに誕生しました。甲府市と水晶の歴史は古く、旧石器時代(1万6000年以上前)にまで遡ることができます。宝飾史としては、江戸時代末期から明治にかけて【水晶研磨】と【金工細工】が結び付くことにより、市場性が高く、より洗練されたものづくりが出来るようになりました。これにより宝飾産業の一大集積産地として発展してきました。また、山梨県甲府市は原材料の調達・デザイン・宝石研磨・金工細工などの宝飾職人を中心に、ジュエリーにおける【ものづくり】に必要なすべての要素が揃っている街です。そのことからドイツのイーダーオーバーシュタインやイタリアのヴィチェンツァと並び、ジュエリーの【世界3大加工産地】として名を馳せています。 

 

 

 


 

 

一般社団法人 日本和文化振興プロジェクト主催の2024年度 日本和文化グランプリにおいてシルバーアクセサリーとして入賞