堀 昌子

 

堀昌子の制作スタイルの流れは、ファインペーパーを紙用のハサミでカットするときに、自らが考慮した手法で立体パーツ(紙の造形)をつくり、その紙のパーツを支持体にボンドで接着することで完成します。作品は大小さまざまなサイズでつくられます。作品のテーマとなる自然への畏敬の思いと、世界の平和を思う強い愛をカタチとして表現するために、堀は日夜紙とハサミで制作をし続けています。

 

 

紙は古くから日本人の生活空間に馴染みのある素材です。堀昌子のペーパーアートは、日本の風土と紙の関係性から生まれた美術表現のひとつであり、その創作スタイルは伝統的であると同時に、現代的です。そして、堀は日常の歓喜や感動を表現して、作品をつくることで、見る者の心を開放し、気持ちが和らぐことを目指しています。

 

  

堀昌子の居住地である群馬県館林市は、日本の美しい自然と水が豊富な土地で、作家は日常のなかで四季折々の光や風や色の変化や、生きものや植物の自然現象から感じる感動や生命の神秘を、紙という素材を使い表現しています。

 

 


 

2014〜2019年 群馬県美術展工芸部門にて毎年入選を受賞。

2019年 日本オーストラリア修好条約150周年記念ジャパン・カルチュラル・フェスティバル2019で公開制作、展示(ウィーン国立歌劇場)

2019〜2020年 kyoto-tokyoドラード芸術祭展示(京都文化博物館)

2021年  19NAU21世紀美術連立展 入選(国立新美術館)










 第49回現代国際AU展 入選(兵庫美術館)


2022年  60回記念日本現代工芸美術展 入選