原銅像製作所

江戸時代から続く伝統的な鋳造技術で作られた、指先サイズの小さな青銅製の置物です。小さいながらも青銅製なのでずっしりと重く、細部まで作り込まれたデザインからは日本の伝統技術の高さが感じられます。その表情や佇まいには奥ゆかしささえ感じられ、所有する人の癒しや幸福にも繋がるようなインテリアアイテムになっています。香川県の伝統的工芸品にも指定されている「讃岐鋳造品」を、手軽なサイズでご家庭でもお楽しみください。

 

 

香川県三豊市に居を構える原銅像製作所は、江戸時代に創業され約400年の歴史を持つ美術鋳造所です。現代の家主で14代目となり、鋳物職としての高い技術を今に継承しています。原型から鋳造・着色に至るまで、銅像製作の全ての工程を自社内で一貫して行える日本でも数少ない美術鋳造所であり、銅像・仏像・梵鐘・各美術工芸品などの制作を手がけ、その作品は香川県内だけでなく近県各所で見ることができます。

 

江戸時代、鋳物師の登録とその座法の強化を図るため、幕府が命令を出し朝廷が許可業務を行いました。原銅像製作所は朝廷から賜った2つの「勅許御鋳物師」勅許状を所蔵しています。1枚は嘉永2年の3代目原清蔵のもので、もう1枚は安政6年の4代目清蔵を称した原清之進のものです。

 

青銅の歴史は古く、紀元前3,500年頃のエジプト・メソポタミアに始まり、古代中国で最初の王朝殷の時代に青銅器の技術が発明されました。日本に鋳造技術が伝わったのは弥生時代といわれており、香川県内の古代遺跡からも銅鐸や銅鉾などが出土しています。

 

鋳物製品を造る技術者を鋳物師といい、初期の鋳物師は仕事先に出職をしていましたが、中世期以降各地に定着するようになりました。香川県内には鋳造業に関する地名が各地に残っており、鋳物師辻と呼ばれる山本町辻の大辻集落などでは、今も梵鐘や鉦、仏像などが伝統的な鋳造技術により造られています。