四国団扇

末広がりの竹骨うちわで追い風を贈る「うちわ飾り」

「OIKAZE(追い風)」とは後ろから船の進行方向に向かって吹く風で順風とも言い、目的を果たすための後押し、手助けとなる物事の意味でもあります。末広がりの竹骨に奉書和紙を貼ったうちわを船型の木製台に立てると、追い風を受けて進む帆掛け船の形になります。貝柱型の木製台に立てたうちわは縁起の良い瓢箪の形です。

扇面には京友禅着物の装飾に使われる金彩工芸「摺り箔」を、京都で百年以上続く工房「田中金彩工芸」で、1枚ずつ丁寧に手摺りしました。どちらも実用を兼ねた和風インテリアとしてお楽しみいただけます。

 

 

伝統的工芸品の職人達が手わざを極めた団扇の逸品


竹をレーザー彫刻した曲線が優美な持ち手は、香川県の伝統的工芸品「香川漆器」の職人が漆塗りしました。扇面は愛媛県喜多郡内子町の「手漉き大洲和紙」を用い、「五十崎社中(いかざきしゃちゅう)」の職人が欧州の伝統的技法「ギルディング(金属箔施術)加工」で1枚ずつ箔を施しています。最後に香川県「丸亀うちわ」の伝統工芸士が丁寧に「貼り立て」と「へり巻き」をして仕上げました。置き型/壁掛け、どちらでもご使用になれる木製うちわ立てをセットにした、実用を兼ねた和風インテリアです。

 

 

1924年(大正13年)、香川県丸亀市で誕生した四国団扇株式会社は、うちわ、扇子を作り続けて100年を迎えました。うちわは末広がりの風で、古来より邪気や災厄を払い、運気を煽る縁起物とされます。また、蒸し暑い日本の夏になくてはならない生活必需品として愛用され、美しい絵柄は夏の贈り物としても親しまれてきたエコグッズです。日本で初の「プラスチックのうちわ」開発メーカーでもある弊社ですが、一方で伝統ある「丸亀団扇」の良さを継承するとともに、現代の技術を加えて「竹うちわ」の業界初の量産化を可能にしました。『風を贈る』というブランドコンセプトのもと、常に市場へより良い商品を紹介していきます。

 

 

丸亀市は丸亀藩の城下町で、金刀比羅宮への参拝口でもありました。「丸亀うちわ」は寛永10年(1633年)に金毘羅大権現の別当、金光院住職宥睨(ゆうげん)が考案した「丸金の渋うちわ」が金毘羅参りのお土産として全国に広まったのが始まりと言われます。今では「讃岐うどんの街」と呼ばれるとともに日本一の生産量を誇る「うちわの街」としても有名です。また讃岐で生まれた弘法大師・空海ゆかりの四国八十八ヶ所を巡るお遍路も盛んで、四国団扇株式会社前には「団扇屋の前は四国お遍路道」と刻まれた石碑が建てられています。