大西陶器
焼き物は“素焼き”、“本焼き”の2回焼成が基本である。この黄金窯変の器は、3回焼成を行うことで作られる。鉄分が含まれている大谷の粘土。その鉄分を科学変化させる特殊な焼き方を3回目にすることで、自然に黄金模様が映し出される。自然に出る模様であるが故、同じ模様は2つとしてない。

大西陶器は1919年大西米吉が開窯し、大物陶器づくりや器を作り始めました。地元で採掘した鉄分を多く含む赤土で作陶された陶器はざらつきが感じられる風合いと、かすかな光沢を放つ質感が特徴です。また、当時大物陶器を焼いていた登り窯は日本最大級の大きさと言われており全国から見学に来る陶芸家が多くいたと言われています。

現代表の大西直紀は6代目にあたり、2024年、国指定の伝統工芸士に任命されました。大谷焼のイメージである黒や茶色といった色だけにとらわれることなく、明るいブルーの釉薬や“ジャパンブルー”とも言われる藍色をイメージした釉薬を開発し「新しい大谷焼」を作り大谷焼を発展進化させている人気の窯元です。

大谷焼は240年以上の歴史を持つ徳島県を代表する伝統的工芸品です。徳島県鳴門市にある大谷というところで生産されており、鉄分を多く含んだ粘土がとれる産地です。江戸時代後期に始まった大谷焼は、徳島の一大産業であった藍づくりに欠かせない藍甕(あいがめ)や水甕(みずがめ)などの大物陶器の生産で発展しました。大物陶器の製法にはひとりが横に寝て足でろくろを回し、もうひとりが成形する「寝ろくろ」という独自の技法が用いられています。

2012年 全国伝統的工芸品公募展 入選
2013年 第2回そば猪口アート公募展 入選
2024年 伝統工芸士に任命される。