中村宗悦
中村宗悦(1932-)は、石川県出身の漆芸家。1946年より、父に師事し、髹漆(きゅうしつ)の技法を学ぶ。1967年、徳恩寺・中尾宗和老師より茶道の指導を受け、本格的に炉縁、棗、茶箱などの茶道具制作に取り組むようになる。日本漆器協同組合連合会の主催による全国漆器展でも様々な賞を受賞。また、茶名「宗恭」を拝受し、1992年には、茶道准教授を拝受するなど、茶道の道でも精力的に活動。
中村宗悦は、棗、盆、茶入、香合、棚など茶道具を中心に多岐にわたる漆芸作品を制作。草花、鳥、小動物などをモチーフとし、日本的情緒あふれる古雅で繊細な独自の表現を追求した作品を展開している。
中村宗悦が用いる髹漆(きゅうしつ)とは、漆をへらや刷毛で素地に塗ることをいうが、刷毛の跡が残らないようにするため、高度な技術を必要とする。彼はその技術を駆使して棗、盆、茶入、香合、棚など、多岐にわたる作品を制作。髹漆の技法を基盤としつつ、真塗、炉塗、高台寺蒔絵、加賀蒔絵などの伝統技法を用いて制作するのが特徴。
1979年 全国漆器展「林野庁長官賞」受賞
1982年 全国漆器展「知事賞」受賞
1983年 全国漆器展「精漆組合賞」受賞
1987年 茶名「宗恭」拝受
1992年 茶道準教授を拝受
1996年 石川県展入選
