東金聖
東京都出身。2012年にサンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学を卒業。等身大の陶磁製人体彫刻をはじめ、器作品、抽象彫刻など多岐にわたる表現を展開し、国内外で精力的に活動している。
NHK WORLD NEWS(2022年)にて「Modern Artist Makes Minoyaki for the 21st Century」として特集放映されたほか、『VOGUE JAPAN』(2023年1月号)「伝統と革新」特集や、『VOGUE JAPAN』(2025年10月号)「VOGUE JAPAN × Dior 日本のサヴォワールフェールを未来へつなぐ担い手」特集にも選出・掲載された。

東金聖の作品は、「時間の経過」「伝統技術の継承」「人間存在の曖昧さ」といったテーマを内包する。代表作である等身大の「陶磁人体彫刻」では、作家は生命の痕跡や精神性を、永続するかたちとして陶に刻むことを試みている。

また、美濃焼の伝統技法「ガバいこみ」を現代的に再解釈した器シリーズでは、「使う器」と「観る彫刻」の境界を問い直す作品を展開している。近年は《もののけ魂》シリーズに取り組み、人工物と自然物の融合によって、人間の存在の矛盾や曖昧さ、そして自然との関係性を表現している。「伝統と革新、精神と物質、工芸と美術といった二項の狭間にこそ、表現の可能性があると信じ、制作を続けている」と東金は語る。

東金聖は、サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学在学中にサンフランシスコ動物園にて公共アートを制作(2010年)。大学卒業後はサンフランシスコを拠点にグループ展に出品。帰国後は美濃焼に魅せられ、その産地である岐阜県土岐市にアトリエを構えて制作活動を開始する。「REALIZATION」(2019年:西武渋谷店 / 東京)、「Endless Waltz」(2023年:深圳 / 中国)、「はじめまして、東金聖です。」(2024年:京都蔦屋書店 / 京都)など国内外で精力的に個展開催。現在は東京を拠点に制作活動を展開。

2010年「Spring Show」(サンフランシスコ)にてCeramic部門1位受賞。
2012年「Oakwilde Ranch’s 5th Annual Spring Sculpture Show」(カリフォルニア)にてBest of Show受賞。