奥畑実奈
奥畑実奈は、東京藝術大学で彫刻と漆芸を修めた後、ネイルアーティストになりました。伝統工芸である蒔絵や螺鈿、乾漆などの技術をネイルアートに応用し、単なる装飾ではなく「鑑賞する美術作品」としてのネイルを創造しています。奈良出身であることから幼い頃より仏像に親しみ、興福寺の阿修羅像に用いられる乾漆技法をネイルチップの土台にするなど、日本の美意識と技術を爪という小さな世界に凝縮させています。その繊細で芸術性の高い作品は、国内外で高く評価されています。

奥畑実奈の作品は、ネイルという小さな「爪」のなかに、絵画や彫刻、工芸の要素を取り入れていることが大きな特徴です。作品の土台には、阿修羅像にも用いられる乾漆技法を使用し、その上に蒔絵や螺鈿といった日本の伝統的な漆芸技術を施します。漆で繊細な絵柄を描いた後、金粉を蒔き、研ぐ作業を繰り返すことで深みのある表現を生み出しています。

奈良出身である奥畑は、幼い頃から仏像やお寺に親しんでおり、それが作品のインスピレーションにもなっています。ネイルを装飾品としてだけでなく、「鑑賞し愛でるための美術品」として捉え、伝統技法と現代の美意識を融合させることで、過去と未来を繋ぐハイブリッドな作品を生み出しています。


奈良というルーツ
奥畑の作品制作の重要な要素の一つである乾漆(かんしつ)技法は、奈良時代から続く日本の伝統技術であり、興福寺の阿修羅像など、多くの仏像にも用いられています。この技法をネイルチップの土台に採用することで、日本の歴史と文化が凝縮された作品が生まれています。


2002 年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2003 年 黒崎えり子ネイルビューティカレッジ卒業
2016 年 東京藝術大学小椋範彦研究室研究生修了
〈展覧会〉
2013 年 ‘collect 2013 The International Art Fair for Contemporary Objects’
(Saatchi Gallery ロンドン)
2015 年 ‘うるしのかたち展’ (東京藝術大学陳列館 東京)
2016~17 年 ‘発信//板橋 2016 江戸_現代’ (板橋区立美術館 東京)
2019 年 ‘アンソロジー展’ (新宿高島屋 東京)
2021 年 ‘明日を築く立体造形’ (大阪高島屋 大阪)
2022 年 ‘明日を築く立体造形’ (横浜高島屋 横浜)
2024年‘アートのチカラ2024’ (京都高島屋 京都)
2025年‘拡大する表現域一奥畑実奈・ますだまやー’ (高島屋新宿店 東京)
‘ULTRA CLASSIC 2 (日本橋高島屋 東京)
〈個展〉
2001 年 ‘Spring Appearance 2001 Love awaking’(フタバ画廊 東京)
2005 年 ‘Colors-nail collection’ (フタバ画廊 東京)
2007 年 ‘Nail Bible’ (エキジビション・スペース 東京)
2023年 ‘輪廻転生〜凛美〜’ (横浜高島屋 横浜)
〈受賞〉
2003 年 ‘Nail Olympic competition’ ラスベガス U.S.A
⚪︎ ネイルアート・ミックスメディア準優勝 デビジョンⅢ
2008 年 ‘INTERNATIONAL NAIL EXPO 2008’ 東京
⚪︎ デザインスカルプチュア優勝 フリー部門
‘ネイル MAX’
⚪︎国内ランキング第 1 位
2011 年 ‘INTERNATIONAL NAIL EXPO 2011’ 東京
⚪︎ デザインスカルプチュア優勝 フリー部門
2012 年 ‘INTERNATIONAL NAIL EXPO 2012’ 東京
⚪︎デザインスカルプチュア優勝 フリー部門
2016 年 ‘第 55 回 日本クラフト展’ 東京
⚪︎ 入選
2024年 ‘第 4回 日本和文化グランプリ’ 東京
⚪︎CVJ賞
2025年 ‘第 5回 日本和文化グランプリ’ 東京
⚪︎入選
日本ネイリスト協会本部認定講師