晶阿弥博子

 

ガラスに繊細な彫刻を施し、漆、金箔、螺鈿を重ねた「彩漆玻璃」の作品です。茶碗には耐熱ガラスを使用し、実用性と美しさを兼ね備えています。ぐい呑みとペンダントは、光を受けて煌めく金箔の華やかさと、螺鈿の奥行きある輝きが、作品に格調高い存在感を与えます。器は特別なひとときを彩り、ペンダントは日本の工芸美を身にまとう一点物の装身具としてお楽しみいただけます。  

 

 

16世紀ベネチアに起源をもつ、ダイヤモンド針でガラス表面を彫刻する伝統技法。この西洋のガラス工芸に日本の漆芸を融合させた独自の表現が、晶阿弥博子による「彩漆玻璃(さいしつはり)」です。透明なガラスに漆、金箔、螺鈿を贅沢に添え、光を受けて煌めく華やかさと、漆特有の深い艶、静かな温もりが共存する新たな美を生み出しています。東洋と西洋、伝統と革新が響き合う、日本発の世界に類を見ないオリジナルガラス作品です。 

 

 

日本国内の自宅工房にて、すべての工程を作家自身が一貫して制作しています。静かな制作環境の中で、ガラスの彫刻から漆、金箔、螺鈿の加飾に至るまで、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。大量生産ではない、手仕事ならではの繊細さと個性が息づく一点物の作品です。 


 



2009年「Guild Exhibition 21st Century Engraved Glass」(英国)新人賞
2012年「日本のガラス展」出展(東京および国内巡回、以降毎回)
2018年「晶阿弥博子ガラス茶道具展」清昌堂やました(東京・京都)
2019年「伝統工芸諸工芸展」入選、裏千家学校茶道研修会にて講演・個展
2023年「テーブルウェア大賞」オリジナルデザイン部門入選、「日本和文化グランプリ」入選
2025年「日本和文化グランプリ」優秀賞