箔座

 

貴重な金を、職人の手わざで1万分の1ミリという薄さにまで打ち延ばし、ていねいに仕上げた箔には、金属そのものとは異なる箔ならではの魅力、可能性があります。それは透けるくらいに薄く儚いながらも、安らぎをもたらし、時に高揚させ、心の豊かさに導く力をもつ唯一無二の存在です。箔本来の力と美しさを、今の時代に必要とされる在り方として、箔がそこにある価値を追求した、箔座の製品をお届けします。

 

 

木素材に金箔を大胆にあしらった棗、テーブルウェア、酒器。樹脂素材に金箔をデザインしたプレートや小箱。日常を豊かに彩る、箔の洗練された輝きをぜひお手にとってご覧ください。

 

 

箔座株式会社は約100年前に高岡金箔店として創業以来、400年以上続く伝統的な製法の「縁付金箔(えんつけきんぱく)」をつくり続け、後に箔座株式会社を創立し箔の可能性を広げるべく事業を展開しています。

 

全国の金箔生産の100%を占める金沢から、箔の製造、箔を活かす製品づくり、そして箔の魅力を伝える活動、お客様に届ける販売までを一貫して手掛けています。また、2002年には世界初の「純金プラチナ箔」を開発し、伝統技術に現代の感性を融合させた製品づくりを行っています。箔を、技を、職人を、後世に残していく。それが箔座の絶対的な使命です。
箔がそこにあることで、人々がより幸せで、時には心の支えとなり、豊かな心になれる。そのような社会、未来を描き、日々箔と向き合っております。

 

 

金沢は、金箔の製造に適した水質と気候であったと言われており、1593年に加賀藩初代藩主・前田利家が金・銀箔の製造を命じた書が残っています。しかし、十七世紀末、幕府は江戸に「箔座」を設け、全国の金銀箔類の製造・販売を統制。これによって金箔の製造は、江戸・京都の箔座以外には許されなくなり、金沢でも箔類の製造・販売はできなくなりましたが、金沢の箔職人たちは、製箔業確立に向けての運動を粘り強く続けました。やがて江戸幕府の崩壊とともに箔の統制はなくなり、最大の供給源であった江戸箔がとだえる一方、金沢箔の生産・販売は自由になり、全国的に名をあげることになりました。現在では金沢市が金箔の生産量100%を誇っています。

 




 

1965年 中尊寺金色堂修復における金箔を手掛ける
1999年 石川県インテリアデザイン賞を受賞
2008年 北陸建築文化賞受賞
2009年 日本建築学会北陸支部 北陸建築文化賞
2014年 平成25年度石川デザイン賞を受賞
2016年 第29回 いしかわ広告景観賞 石川県商工会議所連合会賞受賞
2025年 ティファニー 銀座2階天井に「縁付金箔 純金プラチナ箔(久遠色)」を施工

その他
2020年 箔座が継承に注力している金沢伝統箔「縁付金箔」の技法がユネスコ無形文化遺産に登録される。