月乃カエル

 

月乃カエルは、1963年東京都生まれの現代アーティスト。もともとシステムエンジニアとしてIT企業に勤めていたが、2009年に会社員の傍らデジタルイラスト制作を始め、2014年から3Dアート作家として活動を開始。2019年には前職を辞め、作家活動に専念するようになった。以降、東京や名古屋をはじめ韓国・中国など国内外で個展やアートフェアに多数出展し、入選や特別賞などの受賞歴も持つ。

 

 

月乃カエルの作品は、階層化したデジタルイラストに透明樹脂など異素材を組み合わせた独自の半立体ミクストメディア作品である。デジタル上で描いたイラストを幾層にも重ね、それを立体的に構成し、透明樹脂やアクリルなどの素材と組み合わせることで、奥行きと浮遊感のある画面を生み出す。多様な素材が個々の魅力を発揮して独自の世界を作り上げる「多様性」と、ジャンルにとらわれずに、その狭間をいく表現を可能にするための「融合」の意識を込め制作している。

 

 

3Dアートとは、形の重なりや厚み、光の反射や影といった要素を用いて、画面や表面の構成を行う表現手法である。わずかな凹凸や距離感、質感の差異によって印象を生み出す点に特徴がある。視線の動きや光の当たり方によって表情が変化し、静かな存在感や繊細な感覚を伝えることができる。3Dアートは、触覚的なイメージや空気感を意識しながら、平面に近い感覚で成立する表現でもある。

 



 

2016年 Independent TOKYO Daegu Art Fair特別賞
2017年 第2回アートオリンピア入選
2019年 Independent TOKYOタグボート特別賞