倉田 裕之

 

倉田裕之は、建築家・プロダクトデザイナー。1980年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、イタリア・ミラノ工科大学への留学や山下建築研究所での勤務を経て、1989年に倉田裕之建築計画事務所を設立した。

 

2001年には自社ブランド「margherita(マルゲリータ)」を立ち上げ、自らメーカーとして工業製品の開発・製造を開始。建築設計とプロダクトデザインを軸に活動を続けている。

 

倉田裕之は、建築設計と工業デザインの視点を生かし、「margherita」ブランドを通じて、住空間に調和するプロダクトを展開している。「margherita」の名称は、複数の小さな要素が集まって一輪の花を形づくる雛菊に由来し、その構造は設計思想にも反映されている。本作では、立体として設計されたプロダクト群をアキソノメトリック図法によって再構築し、ネオシルクスクリーンにより平面作品として表現している。立体であったプロダクトの痕跡を平面に残すことで、その形や存在を新たな視点から捉え直している。

 

1980年
村野賞(卒業設計最優秀賞)受賞